2021/04/30
日に日に新型コロナウイルスの感染者が増えており、外出自粛が増えていることと思います。週末は人が多いところに行くのも気が引けるので極力は自宅から出ずにいないといけません。
しかしながら家にいてテレビばかり見ていては脳が活動しなくなってしまいそうです。
そこで新しい趣味としてジグソーパズルを始めてみませんか。問題を解いていくような爽快感を感じられて楽しいですよ。
実は年を重ねてからパズルを始める人は少なくありません。右脳を使うことで脳の活性化に繋がることから近年注目の遊びです。ジグソーパズルを始めるからには、完成させたいと思うものですが意外に難しくて途中で飽きてしまう方、挫折する方も多いようです。
やり方やコツを知っていれば完成までの道のりが少し早まりますので私の考えるやり方のコツや、攻略法について紹介していきます。
まずパズルを買う事から始めましょう。パズルの難易度は?
パズルの攻略法を知る前に、どれを買うか悩みますね。パズル選びには難易度を知る必要があります。たくさんの種類があって選ぶもので難易度が大きく変わってきます。
簡単に言えばピース数と絵柄で難易度は変わります。
ピースの数が少なければ簡単で、多ければ難しいです。小さな子どもがするパズルは10~30ピースほどで簡単に大人なら完成させられます。逆にピースが多いほど難易度が上がり、頭を使うので時間も掛かります。
ピース数による完成までの時間の目安は 108ピースで約1時間、300ピースで2、3時間、500ピースで5時間程度、1000ピースで10時間、2000ピースだと24時間ほどだと言われています。
ジグソーパズルの難易度はピースの数だけでなくパズルの絵柄も重要なポイントになってきます。パズルの絵柄による難易度は、その絵柄にどれくらいの色分けがされているかによります。
色のたくさん使われている絵柄は比較的簡単です。反対に同じ色が多いものや、色の境目がわかり難い絵柄は難易度が高いです。カラフルな絵柄は色分けして組み立てられるので簡単に進められますが、森や海などの風景のような色に偏りの多い場合は、同じようなピースが多いので時間がかかります。
このようにパズルの難易度はピース数とパズルの絵柄が掛け算のように総合して考えられます。仮に1000ピースでも色が多く使われている絵柄ならば比較的簡単に完成させられます。逆に300ピースでも自然の風景のように色合いに変化の少ないものは簡単には完成出来ません。
難易度を計るにはピース数、パズルの絵柄、どちらかだけではなく、総合的に判断して購入してください。
最初から1000ピース以上の大物に取り掛かると挫折してしまいますので初めての方は300ピースくらいで絵柄のはっきりしたものから始めることをお勧めします。
300ピース程度の難易度が低いものを完成させて、だんだんとパズル制作に慣れてからピース数を増やしていくようにしましょう。
また、最も肝心なのは根気よく続けることです。目安の時間内に終わらせようとせずに、マイペースに完成させることを目標に頑張りましょう。
では、ジグソーパズルのやり方のコツをお伝えしていきます。
・まず初めにすべきこと。角のピースを分ける
パズルを組み立てるうえで初めにすべきなのは四隅のピースを見つけることです。パズルの四隅のピースは、どんなに難しいパズルでも必ず4つしかありません。全部のピースの中からたった4つを見つけるのは大変ですが、形が違うのですぐに見つけられるはずです。
・端のピースを見つける
次に行ってほしいのは端のピースを見つけることです。パズルの端とは完成した時に一番外側にくる、いわゆる枠組みのピースです。ピースの四隅のうち一辺が直線になっているピースを全て集めて、その他のピースと分けておきましょう。
パズルのやり方の基本として、まず始めに角や端のピースを分けましょう。四角に構成されているため、必ず角に来るピースが4つだけ存在します。どんな難易度でも通常のパズルであればそれは変わらないです。
角と端のピースは他のピースに比べて形が分かりやすく、初めに袋から開けても見つけやすいです。この仕分け作業がパズルの製作行程で最も重要と言えます。
最初に仕分けをせずに闇雲にやっていてはいつまで経っても完成しません。角、端、色で大まかに分けて開始してください。
・枠を完成させる
次にパズルの枠を完成させます。角と端を分けた後に、組み立てていきます。そうすることでまずはパズルの外枠を完成させ、全体の絵柄のサイズ感を捉えて下さい。
角や枠となるピースは仕分けをしていれば他のものに比べて格段に少ないので、簡単に作れます。難しい方は形(凹凸の向き)、色で分けると更にわかりやすくなりますよ。
・残りのピースを色分けする
次に残り余ったピースを色分けします。絵柄があるので赤系、青系、黄色系などいくつかに仕分けができるはずです。最高難度のパズルで1色だけで構成されたものがありますがこれは例外です。
後の作業を捗らせる為にできることとしては色分けの種類を細かくすることです。赤系、青系、黄色系だけでなく、赤でも(赤、ピンク、オレンジなど、濃、普通、薄い)など細かく分け、可能であれば色相環の順に仕分けの入れ物を並べるとグラデーションができるのでかなり後の作業は進めやすいです。しかしながら色分けの作業も時間がかかるのでここでは大まかにしておき、組み立てに時間を掛けるのもアリだと思います。
・色分けしたものを形で分ける
色分けをした後に形で分けましょう。ぱっと見は全部同じ形ですがよく見ると形も違えばサイズが違います。凹凸に変化があるのが分かるでしょう。
形やサイズ分けをすれば、進行がかなり楽になります。大まかなピース分けが出来れば後は組み立てる作業に移ります。
・仕分けしたピースごとに組み立てる
仕分けたピースごとに組み立てます。綺麗に分けているので、色の繋がりや凹凸の向きなど見ながら進めるとそこまで難しくはないのではないでしょう。このやり方はピースの数が多いほど有効になりますので覚えておいてください。
・糊付けについて
パズル組み立てたあとに飾る方も多いでしょう。きれいな絵柄や好きな漫画のワンシーンなど部屋を華やかにしてくれますからね。そのまま崩れないようにフレームに入れれば、気が向いた時に再度楽しめますし、糊付けすれば崩れる心配がなくなり、光沢も出てより美しくなります。しかしながら糊付けもコツを知らないと完成したことによる油断もあって失敗してしまうこともあります。糊付けには正しいやり方がありますので紹介しておきます。
・前面に塗る
糊は必ず前面に塗ってください。前面とは絵柄のある方です。絵柄を残したいからと裏に塗る方もいますが裏に塗ると隙間から糊が漏れて美しくないですし、表面に光沢も出ません。
可能であれば糊を塗る際にパズルの下にビニールなど敷くと良いです。床や紙と糊がくっつく事があります。ビニールを敷いておけばくっついてしまっても直ぐに剥がすことができますよ。
・糊をたっぷり塗る
付属の糊はくっつける目的と光沢を出す為に使うものです。薄く塗って糊を目立たなくすることはパズルの糊付けでは正解ではありませんのでたっぷりと糊を使ってください。
・外側から内側に向かって塗る
この作業を誤る方が非常に多いと思います。私も初めて糊付けした時は薄く塗ろうとしてしまい外側に向かって塗りました。正しくは「外側から内側に向かって塗る」です。内側から外側に向かって塗ると、パズルが引っ張られ崩れることがあります。
更に内側から外側に塗るとパズルに隙間が生まれて、フレームに入らなくなる可能性があります。そのような事態を避けるためにも糊付けは必ず外側から内側に向かって塗ってください。
以上がパズルを完成させるコツになります。コツがわかったからと言ってすぐに完成させられるわけではないですが楽しくすることはできるはずです。コツを知っていれば挫折しそうになっても頑張れるはずです。絵柄を気に入って始めたパズルだからこそ諦めずに完成できたときの達成感は感慨深いですよ。
段階を追って難しいものに挑戦して、普通のパズルでは物足りなくなった方は、記事の中にも出てきた1色のみのパズルに挑戦してください。最高の難易度を誇る「純白地獄 マイクロピース」を試してください。世界最小のマイクロピースを使ったジグソーパズルで、特徴は何もなし、絵柄なしの只々白いだけのピースには仕分けというコツが外枠にしか使えず地道さのみで進めるしかありません。パズルの面白みなどなく、途中で何度も挫折しそうになります。作業の進まない様は正に地獄の名の通りです。
どうしようもなくなった場合のヒントはあるものの難しさは半端ではありません。
こちらのパズルは白だけでなく黒などもあり、ピース数、ピースの大きさもパターンがあるので根気強さに自信のある方にぜひやってみて欲しいです。